学名は日本水草図鑑 文一総合出版(1996年4月20日 第2刷発行)より
デンジソウと同じところで育っていたオオアカウキクサです。田んぼや池でよく見るウキクサは花も咲かせる植物ですが(滅多に咲かんらしい&花びらもないらしい)、このオオアカウキクサは胞子で増えるシダ植物とのことです。見た目は確かに普通のウキクサとは違ってみえますけど、花が咲くか咲かないか(種で増えるか胞子で増えるか)の違いは見ただけではわからないっすね。
学名の種小名に日本という名前がついてますが、日本固有種だそうです。この植物に共生する藍藻が、窒素を固定する働きがあるそうで、緑肥として中国にいったそうで。豆の仲間の根っこに、空気中の窒素を固定するバクテリアだったかが共生してて、中国から日本へレンゲが輸入されたとかなんとか聞いたことがありますが、ちょうど逆のケースになったようです。うまいこといってるといいです。
この辺の話は「日本水草図鑑」( 角野康郎著 )からです。
デンジソウと一緒に生えているところです。これもピンぼけ。
割と似たようなのにアカウキクサというのがいます。葉の表面の突起(アカウキクサの方がはっきり判る)、葉の集まりが三角状にならない等いろいろ違いがあるそうですが、そこまで見ませんでした。たぶんこの写真画像のはオオアカウキクサやと思うんですけど……?
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