学名は日本水草図鑑 文一総合出版(1996年4月20日 第2刷発行)より
四つ葉のクローバーを連想させるこの葉っぱ。シロツメクサの他にカタバミも似た形の葉っぱをもってます。これもそのひとつではありますが、なんとこの植物は種で増えるのではなく、胞子で増えるシダの仲間だそうで…… どうみてもシダにはみえない葉の形ですけど、生き物なんてのはそんなもんなんかもしれません(なんじゃそら)。
「デンジ」と聞くと、電磁力の方を思い出したり、人造人間キカイダーの必殺技を思い出したり(30代以上の人?)する方が多いと思います。私は初めて聞いた時そうでした。しかし、デンジソウの「デンジ」は、「田字」。田んぼの田の文字に似てるってことらしいです。
マッチ棒4本で田の文字を作れ、というクイズがあります。マッチ棒4本、頭をそろえて重ね、軸のお尻のほうを見ると、そこには田の字ができています。それと同じ感じですね。
池や沼、田んぼなどの湿地に生えているそうです。『日本水草図鑑』(角野康郎著)では水面に葉を広げている写真と、陸上で葉を広げている写真の2種類がありますが、陸上で生えているものは、クローバーと間違えそうです。
これも絶滅が危惧されてるらしい……。私が見つけたのは兵庫県神戸市の「花と緑のまち推進センター」という施設の庭でした。歩いてたら小さな池や川がある施設があったので覗いてみたら、これは間違いなくデンジソウやんか! という植物を発見。その日は大事な用があり、そっちは散々な結果(しかしOKだったらもっと悲惨になってる)でしたが、デンジソウを見れただけでもこの日は最高でした。
一番大きく写っている人差し指は、幅 1.8cm 程度です。
ピンぼけですいません。しかしなんというか、デンジソウの事知らなかったら、水中からカタバミが生えていると勘違いしたと思います。
たたまれている葉っぱです。
たぶんこれから開いて一人前の葉っぱになるんだと思います。
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