学名は山渓ハンディ図鑑7 日本の野鳥(1998年9月1日 初版第2刷発行)より
昼過ぎに図書館に行くためにJR明石駅北口から出て目の前の道路を渡ったところ、堀にユリカモメの群れが舞いまくってました。
堀沿いの道ではマクドナルドの袋を持った人が何かを投げてまして。それに群がってるようです。たぶんハンバーガーかポテトでも千切って投げてたんでしょう。その近くに立ってデジカメで撮影してみました。広角の単焦点レンズでここまで撮れるほど人の近くを飛び回ってくれまして、感動もしましたけど一瞬身を引いてしまう事もあったです。まさにヒッチコックの「鳥」みたいな。……すいません、「鳥」は見てて途中で寝てしまったのであまり知らないのでした。
ぐるぐると円を描くように集団で飛び回ってます。こいつら人が怖くないんか?
TVでもこういう光景を見たような記憶が……。
全体的に白。目の後ろに黒い模様があります。羽は灰色で先端が黒。くちばしは赤っぽい感じでした。やや薄めの赤っぽいくちばしをした個体もいました。画像では見にくいですが、足には水かきの膜もあります。
ユリカモメは夏場では顔が黒いそうですが、この画像は2000年の冬至に撮影したものですので完全に冬毛のため、目の後ろ以外は真っ白な顔です。
前の写真画像に写っているユリカモメと羽の色というか模様が若干違います。石畳のような感じといいますか。日本野鳥の会の『フィールドガイド 日本の野鳥』で見てみると、若鳥っぽい感じです。くちばしの色も若干淡い感じです。脚の色も淡くなってます。
画像の後ろのほうには着水しようとしているユリカモメが写ってます。尾羽を思い切り広げてますが、エアブレーキのような役割をしてるんでしょうか。
2003年4月17日撮影。明石川河口付近で見つけたユリカモメです。顔の半分が黒くなっているのが2羽いますが、これはユリカモメの夏羽の姿のようです。まん中のは冬羽のもの。
ユリカモメは海からかなり離れた所にもいるようですね。今回の撮影場所である明石城の堀から海までの距離は、明石港の奥からだと500m、明石港の入り口である明石海峡からだと1kmあります。ユリカモメはもっと内陸、川を上って50kmほど入ったところにもいるそうです。
「ユリカモメ」というと最初に思いつくのが都心を走っている新交通システムですかね。神戸で1980年から走っているポートライナーと似たようなもんでしょうか?
ユリカモメは東京都の都鳥にもなってましたね。兵庫県や静岡県の県鳥は戸外じゃ滅多に見られる鳥でもないですけど(コウノトリやサンコウチョウが手軽に見られるのって動物園くらい?)、ユリカモメは海のある都道府県ならどこにでもいそうな気が。
lf-x1@coomaru.com