2006年、カエル等両棲類の致死率が高い病気「カエルツボカビ症」が日本で確認されました。野生のではなく飼育下の中南米のカエルですが、野外に広がることも予想されています。人間や他の生物には影響はないとのことですが、日本のカエルやサンショウウオなどで被害が出るかもしれません。興味ある方は検索してみるか、カエルツボカビ症日本上陸からリンクしているページに行ってみてください。
ウシガエルはこの病気を起こす菌に強いんだそうです。しかし、発症しなくても保菌者(保菌ガエル)になってしまうかも。
学名はコンパクト版17 原色日本動物図鑑 北隆館(平成7年10月20日 初版発行)より
梅雨時期になるとブオオオオ〜、ブオオオオ〜っと鳴いてるのをよくききます。でかいカエルです。20cmくらいありますね。オタマジャクシも大きいです。
このカエルの有名なエピソードというと、やはりその出処でしょうか。1917年、食用としてアメリカから移入されてます。……Webで検索すると1918年という記述もあったりします。どっちが正解なんでしょう? とりあえず大正年間というのは間違い無さそうですね。でもって例によって例の如く、全国で繁殖しまくってます。このウシガエルの餌として移入されたのがアメリカザリガニ。こちらも例によって例の如く全国に……。
食用として輸入されたけど売れず、ほったらかしにされて広まってしまったというとジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)がありますが、いずれにしても業者のいいかげんな措置のせいでこうなってしまいました。
食用ガエルの名があるとおり、中華料理で揚げ物として食べられます。食べたことがありますが、よく言われるように鶏肉のような感じでした。ところで、このカエルはアメリカ原産なので、中国にも元々いなかったものです。ということは、今までは中華料理ではどんなカエルを食べてたんでしょう?
ビオトープの池の中にいたウシガエル。捕まって水槽の中に入れられました。この時一緒に獲られたアメリカザリガニは、茹でたり炒めたりして食べましたが、このカエルは食べてません。また逃がしたのかな? どっちにしろ、本来日本の池にはいないはずのカエルであることは間違い無いです。
この池にはどうやって入り込んだんでしょう。ブラックバスと違ってウシガエルは陸上を歩く(跳ねる)ことができます。……まさか雨の日にどこかの池から歩いてきたのでは、と考えるより、誰ぞが持ちこんだと考えるのが一番ありそうな感じではありますが。どっちにしろ、池の管理をしている人にも迷惑な話ではありますが、このウシガエル自身に責任が無いことは明白であります。ウシガエルに罪は無いのよ。