縮小してないパノラマ画像(画像サイズ 3000*460 、ファイルサイズ260kbyte)もあります。
オニバスの群生地として知る人ぞ知るという溜め池です。大群生地である大池よりは池も小さくオニバスの数も少ないですが、一部に金網などの仕切りが無いなど大池より見学しやすいため、撮影や観測には絶好の場所となっています(ということで行ったら池にはまったとかいう事になってどうしてくれるとか言われても責任は一切とりませんので〜)。
皿池とは狭い道で仕切られているだけですが、植物の様子はかなり違います。夏場に行ってみると、皿池では水面から伸びるハスの葉が目立つのに対し、新池では水面に巨大な葉を広げるオニバスの葉が目立ちます
新池にいる植物はオニバスやヒシといったところです。他にライギョ等が泳いでいるのを見かけます。
最初の画像は、池の南側まん中あたりから撮影したものです。左側が西、中央が北、右側が東になります。
左右のコンクリートブロックは一直線に繋がっています。中央には山陽新幹線の高架が見え、左側には江井島中学校が写っています。この学校との間に皿池があります。縮小していない画像では皿池に生えているハスの緑色が確認できます。
池の中は殆どがオニバスの丸い葉とヒシで埋めつくされています。オニバスは池の1/3程度を占めていたはずです。丸い葉がオニバスで、やや沈んだ緑色の植物がヒシの仲間です。
この池、少なくとも昭和49年(もしくは昭和50年【1975年】1月31日?)にはなかったようです。1973年10月時の明石市全図、国土情報ウェブマッピングシステム(試作版)の国土画像観覧システムによる昭和49年度の空中写真(昭和50年【1975年】1月31日の日付あり)、及び昭和60年度の空中写真を見比べましたが、昭和49年度の空中写真を見ると現在の新池の輪郭にそって道があり、中が区切られて田んぼのようになっているのが判ります。
昭和55年度の空中写真では新池がありますので、この6年の間にため池が造られたようです。
皿池を半分埋め立てた代わりに造られたんでしょうか。オニバスやクロモ等の植物は水を入れられた時に種子などが入ってきたんでしょうか。この池の正確な歴史が気になります。
さらに訂正というか追加。元々田畑で昭和49年度から55年度の間に池が作られたと考えるより、田畑になる時期もあったとかんがえた方がいいかも。
池の西側を写したもの。オニバスとヒシが写っています。
池の東側を写したもの。左には皿池との境になっている道が写っています。このように金網もない道のすぐそばにオニバスが生えているために観察しやすいのでした。
もう一回書きますが、見学しててくれぐれも事故らないよう。