兵庫県は明石市の磯で採取したものです。磯といっても天然の岩ではなくてコンクリートの構造物の残骸なんですが、多くの生物が付着しています。ただ人工の砂浜を増やす計画があるのか、この磯も2000年5月中旬から工事が始まり、なくなってしまいました。
画像は1.5リットルのガラスビンに入れたところを撮影しています。ブドウガイの腹側が見えています。画像上側が頭です。
ブドウガイはウミウシの仲間で、日本全国の磯にいるようです。静岡県は御前崎の磯でもよく見かけます。緑色の海藻のところを探すと、数匹が集まっているのをよく見かけました。
これで約1.5cmというところでしょうか。画像下のほうが頭になります。尻のほうにはすこし黄色みがかっている部分が見えると思いますが、貝殻の部分です。
ブドウガイには貝殻があり、普段は結構はっきり判ります。ウミウシといってもいろいろいるようで、アリモウミウシやヤマトウミウシには貝殻がありません。アメフラシは貝殻がありますが外からは判りません(触るとなんとなく判ります)。
ベリルイソギンチャクの上に落ちたブドウガイです。わざとこうやったのではなく、たまたまガラスビンを動かしたらこうなったんです。とりあえず食べられることはないだろうと勝手に推測し、デジカメで撮らせていただきました。
ブドウガイは背中側から落ちています。画像上が頭になります。この後ブドウガイは無事上のほうへとよじ登って脱出。イソギンチャクも特に食べたそうな感じではなかったです。
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