学名は原色日本大型甲殻類図鑑 ( Ⅱ )(平成3年11月1日 2刷発行)より
春から初夏の頃、海の近くを通ると車か何かに踏みつぶされた蟹の死骸をよくみます。道を横切ったりブロック塀を登ったりと、水辺から離れてあちこちを歩き回る蟹に出合うので、運のないヤツは轢かれたり子供のおもちゃになったりするんでしょう。
ということで川の河口付近の堤防にいたアカテガニです。たぶんアカテガニだと思いますが他にも似たようなやつらがいるのでよくわかりません。鋏のある脚が赤く、歩くための脚が褐色なのでたぶんアカテガニだろうと思うんですが。
「海の生き物」にしてますが、ちょっとしっくりこないという感じもします。海とか淡水とか陸って分け方が悪いのかもと思ってますが……。
最初の写真画像は、より大きい1280*1024ピクセルの画像にリンクしています。
近づいて撮影。ハサミが大きいです。中に身が詰まりまくってる感じ。
やや上から撮影。このカニ、横だけでなく前にも動いてました。
撮影した中で甲羅が一番よく見える写真。アカテガニの甲は赤っぽかったりバリエーションがあるようです。
かなり立ち上がっているところ。腹の大きさを見ると雄だと思います。
1280*1024ピクセルの画像にリンクしてます。このときは前に歩いていたような気がします。なんとなく、カカカカカという音が聞こえてきそうな歩き方というか、ロボットみたいというか。蜘蛛っぽいなあとも思ったです。両棲類や爬虫類、哺乳類などとは全く違った動き方といいますか、外骨格と内骨格では歩き方にも違いが出てくるのかなと思ってみた次第です。
川のほうへ身体を隠しているところ。撮影しようとカメラを近づけると逃げますが、こちらが静止しているとしばらくしてまた動きだします。動いているものしか見えていないというか認識していないのかな?
堤防を降りようとするカニ。画面中央付近にカニがいます。画面左側がサイクリングロードになっており、そこからさらにコンクリートで被われた法面になっています。そこから様々な障害を経て100mほど離れたところに木々が茂る墓地がありまして、小さな丘になっており土が剥き出しになってます。そこにいこうとしているのかな。
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