学名は、全国農村教育協会『校庭のクモ・ダニ・アブラムシ(平成13年7月30日初版第1刷発行)』より
明石川河口には鵜の仲間やトビやらユリカモメやらアオサギやら、いろいろと鳥が来ます。この日も鳥を撮影しようと思い、コンクリートの土手にデジカメを置き、撮影しようとしました。ちなみに今持っているデジカメは望遠が152mmなので、近くまで寄っても逃げないような鳥くらいしか大きくは写せません。
で、ブレないようにデジカメをコンクリにしっかり押しつけ、撮影しようとしたら……。なにかコンクリートの表面に赤く動くものが。よく見るとダニっぽいやつでした。急遽撮影対象を鳥からダニにチェンジ。
赤っぽいダニっていろいろいるらしく、これがなんなのかイマイチよく判りません。アカケダニかなと思ったけど胴体の形が若干違うようにも見えます。それが個体差なのか種を見分けるときの決め手になる部分なのか判らないのが辛いです。
ダニの本は図書館に数種類あるんですが、「館内」とか「禁帯出」だったりするので、借りて帰って家でデジカメ画像をモニタで見ながら同定ってのができないのが辛いところです。本ぐらい買えってな話もありますが……。
赤くて綺麗でした。割と良く動き回ってました。マクロ撮影した画像を見ると、赤い身体に金色の粒がくっついているという感じです。
ピンがボケてます。手前と奥で2匹写ってます。
まあまあよく写った方の1枚。脚が8本あるのが判るかと思います。
コンクリに入ってる砂利のせいで凸凹してます。海の飛沫やらなんやらがひっかかりやすそうな表面、という感じ。
左右対称気味に写った1枚。
明石川河口、右岸側のコンクリート製の土手です。奥に明石海峡と淡路島が見えます。
普通にあるいているぶんにはこのダニに気づくことはないと思いますが、近寄ると何かが動いているのを見つけることができると思います。
地衣類やコケが表面に生えている木は近寄って見ることが多いんですが、コンクリート製の土手の表面をじっくり見ることはあまりなかったのでした。そんなところにも生き物がいたとは。
一旦気づくと、この土手のコンクリート部にけっこういるのがわかります。この写真に写っている地点から200〜300mほど上流にかけて歩きながら見てみましたが、結構まんべんなく居ました。
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