ミミカキグサの花が咲いています。ムラサキミミカキグサか、ホザキノミミカキグサか……。これはどっちだ?
この仲間は根の部分に小さな袋状の捕虫器官があり、そこに水中の小さな生物を吸い込んで消化・吸収します。小さいのでうちのデジカメではまともに写りません。タヌキモの袋に似た感じですが、タヌキモの仲間です。学名もタヌキモの仲間と同じく、Utricularia が属名に付きます。
丸っこい果実はホザキノミミカキグサになるので、これはムラサキミミカキグサかな?
花だけみていると、あぜ道等によく生えてるムラサキサギゴケってのとよく似てる気がします。って、今見るとそんなに似てないな…… まあこの辺は雰囲気ってことで。
食虫植物というとだいたいが自生地の減少等で数が少なくなっていってます。この手の草が、ヨモギやセイタカアワダチソウくらいの雑草と化して日本中にはびこると面白いかもと思ってはいるんですが。もちろん国産のものに関してですけどね。
兵庫県社町の湿地で咲いていたものと明石市の湿地で咲いてたものです。社町の方が花の先端が鋭角になってるような気がしますが、この程度の違いは単なる個体差として片づけられていいくらいのものなんでしょうか〜??
1999年8月14日、兵庫県社町の湿地にて撮影。果実が扁平で耳掻き状、花が黄色とくるとこれは間違いなくミミカキグサでしょう。
ゆるやかに水が流れる、極浅いところで生えてましたが、他にもかなり乾燥の進んだところでも生えてました。
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