1999年6月6日、モウセンゴケなどの自生地があるので行ってみたところ、イシモチソウが花を咲かせていました。
1984年にも来たことがありますが、その時はコモウセンゴケ等は多かったものの、イシモチソウは3株程度しか見かけませんでした。しかし今回はざっと2,30株程度あるように見えました。殆ど1ヶ所に固まっており、他のところでは見かけませんでしたが……。
最初の画像はまた別の場所、2002年5月に撮ったモノです。画質などを考え、新しいモノに差し替えておきました。
2002年5月13日撮影分に差し替え。イシモチソウは食虫植物の一種で、モウセンゴケの仲間です。茎は20cm以上伸びて立ち上がり、葉が次々に付きます。葉からはモウセンゴケと同じように腺毛が生えており、先からは粘液を出していて、昆虫等を捕らえることができます。
静岡県の自生地でも見たことがありますが、湿地に生えることが多い食虫植物の中では割合乾燥ぎみの場所に生えているやつです。地下に塊茎と言われる球根みたいなのがあり、4〜6月に花を咲かせて夏に地上部が枯れた後、塊茎の状態で秋〜冬を越します。
これも全国でかなり個体数が減っています。
1999年8月14日追加。枯れた地上部です。真っ黒になってます。大部分のイシモチソウはこの調子でしたが、まだ2株ほど元気な地上部を見ることもできました。さすがに花は咲いていませんでしたが。
2001年6月2日に撮影。場所は兵庫県社町の食虫植物自生地。コモウセンゴケとイシモチソウが生えまくってました。かなり貴重な場所と思います。
ということでいろいろ写真を撮ってたところ、バッタの幼虫が捕まってました。これが唯一まともに撮れた画像。
虫は何とか動いてたですが、逃げられたかどうかは不明。
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