ツクシ(スギナ)

情報

ツクシ(スギナ)画像No.1

和名
ツクシ(スギナ)
学名
Equisetum arvense
撮影年月日
2003年3月20日
撮影場所
兵庫県明石市内の工場

学名は山渓フィールドブックス1 春の野草(1996年4月10日 初版第3刷発行)より

怪説

最初の写真について

春になると田んぼのあぜ道や土手などに生えてくるおなじみの植物です。炒め物にして食べてます。見分けやすいというか他に見間違えるような植物はないので、安心して採取して調理する事ができます。キノコだとこうは気楽に採ることができない……。

種子ではなく胞子で増えるシダ植物です。図鑑などでは「ツクシ」ではなく「スギナ」の方で掲載されているようです。

繁殖力がやたらと強いらしく、田んぼや畑では駆除されるべき雑草扱い。強害草なんて言葉が使われてたりします。

写真その2

ツクシ画像No.2まだ若いツクシを根っこから採ってみたところ。地下茎が伸びています。右側のは大きくなるとスギナになるんでしょうけど、この画像では分からないかも。

写真その3

ツクシ画像No.3ツクシの頭の接写。上半分、くすんだ緑色のものがくっついてるのが見えると思いますが、これが胞子なのかな?

写真その4

スギナ画像No.1まだ若いスギナ。これも若いものなら炒めたり佃煮にしたり乾燥させてお茶にしたりして食べることができるんだそうな。

写真その5

スギナ画像No.22002年6月撮影。荒れ地と畑のまん中あたりに生えていたスギナ。日当たりや土地の痩せ具合等に関係なく、どこにでも生えているような気がします。ツクシを採取する場所は、草を焼き払った後のため池の土手や畑(耕す前のところ)等ですが、駐車場の片隅とかにも生えてますね。東京では見た記憶がないんですが、山の手線内でもたぶんあいそうな感じはします。

写真その6

スギナ画像No.3接写画像。ツクシの袴の部分を思わせます。

写真その7

ツクシの炒め物2003年3月20日、採ってきたツクシを料理しました。

  1. ざっと洗う
  2. 袴をとる(これが一番時間がかかる)
  3. 油で炒める
  4. 醤油と味醂で味つけ
  5. 卵でとじて終わり

普通は炒める前に茹でてアクをとるんでしたっけか? 個人的にはツクシ程度なら苦みも気にならないのですが。

雑談

東京に住んでたとき、横浜のサカタのタネ・ガーデンセンター横浜でツクシが売られてたのを見てびっくりした事を覚えてます。プラスチック製の鉢(?)に植えられた状態で売られてたですね。土があまり見えないようなところだとなかなか見つからないのかもと思ったです。今も春になったら売られているのかなあ?

リンク

ツクシ(スギナ)に関するWebpageを紹介。

QAコラム:この春はツクシをよく観察してみよう!
サイエンスQAひろばの1ページ。ツクシに関する解説です。胞子を顕微鏡で見ると面白いらしい。食う前に胞子をとっておけばよかった……。
つくし料理で春を味わおう
ブゼンキッズの中の1ページ。つくしの煮つけの丁寧な紹介があります。「ブゼン」って何じゃいと思ったら、福岡県豊前市の事でした。
lf-x1@coomaru.com
公開:2003年4月4日
更新:2003年4月4日
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