学名は山渓フィールドブックス1 春の野草(1996年4月10日 初版第3刷発行)より
春になると田んぼのあぜ道や土手などに生えてくるおなじみの植物です。炒め物にして食べてます。見分けやすいというか他に見間違えるような植物はないので、安心して採取して調理する事ができます。キノコだとこうは気楽に採ることができない……。
種子ではなく胞子で増えるシダ植物です。図鑑などでは「ツクシ」ではなく「スギナ」の方で掲載されているようです。
繁殖力がやたらと強いらしく、田んぼや畑では駆除されるべき雑草扱い。強害草なんて言葉が使われてたりします。
まだ若いツクシを根っこから採ってみたところ。地下茎が伸びています。右側のは大きくなるとスギナになるんでしょうけど、この画像では分からないかも。
ツクシの頭の接写。上半分、くすんだ緑色のものがくっついてるのが見えると思いますが、これが胞子なのかな?
まだ若いスギナ。これも若いものなら炒めたり佃煮にしたり乾燥させてお茶にしたりして食べることができるんだそうな。
2002年6月撮影。荒れ地と畑のまん中あたりに生えていたスギナ。日当たりや土地の痩せ具合等に関係なく、どこにでも生えているような気がします。ツクシを採取する場所は、草を焼き払った後のため池の土手や畑(耕す前のところ)等ですが、駐車場の片隅とかにも生えてますね。東京では見た記憶がないんですが、山の手線内でもたぶんあいそうな感じはします。
接写画像。ツクシの袴の部分を思わせます。
2003年3月20日、採ってきたツクシを料理しました。
普通は炒める前に茹でてアクをとるんでしたっけか? 個人的にはツクシ程度なら苦みも気にならないのですが。
東京に住んでたとき、横浜のサカタのタネ・ガーデンセンター横浜でツクシが売られてたのを見てびっくりした事を覚えてます。プラスチック製の鉢(?)に植えられた状態で売られてたですね。土があまり見えないようなところだとなかなか見つからないのかもと思ったです。今も春になったら売られているのかなあ?
ツクシ(スギナ)に関するWebpageを紹介。