学名は保育社『原色日本帰化植物図鑑』(平成元年6月1日8刷発行)より
2001年8月、この植物について、コーンフリーではないかとメールを戴きました。アンヌさん、どうもありがとうございました! と共に、教えていただいてから1年近く追記できずにいまして、大変失礼いたしました。なお、アンヌさんは「赤毛のアンの庭」というWebpageを運営なさってます。「赤毛のアン」に登場する植物をイラストと共に紹介しています。物語の舞台であるプリンス・エドワード島にも行ったとかで……。凄い……。
道沿いに生えていたものです。葉が大きく、独特の模様があり、なにか気になっていました。
大きさの比較として私の足を一緒に写してあります。この革靴は28cmのEEEE(幅が広い)です。ということでこの葉は軽く30cmを超えていますね。
なんかジギタリスの葉に似ているような気もするんですが…… 詳細が判ったらまた書き込んでおきます。
と思ってたら2000年の夏、この草は引っこ抜かれておりました。あ〜ぁ……。
ヨーロッパの植物で、薬用とされたらしいです。日本には1958年と1961年に輸入され、一時ブームを呼んだことがあるらしいです。葉にビタミン12を含む様々な栄養素があり、食用、薬用として植えられたらしいですね。
ただその後、問題になる症状が報告されているそうです。詳しくはヘルスメディアのWebpage内の、「FDA(米食品医薬品局)、有害ハーブ公開」「エフェドラなど問題の多いハーブ素材公表」を参照してみてください。肝臓障害とかおこすかもって事のようで。脂肪肝で腫瘍もある私なんかはヤバそう。
厚生労働省は2004年6月18日、コンフリー及びコンフリーを含む食品の販売等を禁止しました。
6月14日にシンフィツム(いわゆるコンフリー)及びこれを含む食品の取扱いについてを公表、販売の自粛などを求めていました。ちなみにそのページにはコンフリーに関するQ&Aという項目もあります。コンフリーが生育している環境中で生活していてヒトの健康に影響を及ぼすようなことはありません
だそうで。食べるとマズイってことですね。
6月18日、シンフィツム(いわゆるコンフリー)及びこれを含む食品の取扱いについて(その2)を公表。コンフリー及びこれを含む食品については、食品衛生法第6条第2号に該当するものとして販売等を禁止することとしたので、情報提供いたします
ということになりました。
実は今、コンフリーらしき植物が家で育っています。2003年、某スーパー建築予定のためつぶされる予定の空き地に生えていたコンフリー(みたいな草)を引き抜き、プラスチック製の箱で作った湿地の陸地部分に植えておきました。しばらくして萎れてしまいましたが、根っこ部分が残っていたのか2004年になって芽が出て(多年草だそうです)普通に育ってます。
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