春の田んぼやあぜ道ではお馴染みの草で、時折一面がこの花の色、赤紫色で覆われているところを見ることもあります。
葉の表面がシソみたいな感じになってますが、やはりシソ科の植物だそうです。葉っぱの形もシソみたいになってるのはオドリコソウという名前の植物。縦方向にギュッと縮まり、葉が重なるようにして生えているのはヒメオドリコソウ。
葉の表面の模様がわかるのではと思います。本当は全体を写した画像があるといいのですが、背景と混じってしまいうまく写りませんでした。35万画素デジカメの限界かもしれん…… もちろん腕もあるけど。
「ホトケノザ」の名前は、葉の様子が「仏の座」に似てるってことでついたとかいうのを聞いたことがあります。仏の座というと蓮の花を思い出しますが
ちなみにこの植物の説明で必ず出てくるのが、「春の七草のホトケノザは本種ではない」という話です。春の七草のホトケノザは「コオニタビラコ」という植物で、小さくて黄色い花を咲かせるキク科の植物だそうです。春の水田でよく見かけるんだそうですが、水田ってけっこう小さい花がいっぱいあるのでどれがどれだか判らないという…… 小さな図鑑片手にあぜ道巡りというのもいいかもしれません。
も一つついでにこの植物の別名の「サンガイグサ」ですが、日本植物界の巨人、牧野富太郎さんが名づけ親だというのを聞いた記憶があります。間違ってたらすんません、手直しいたしますんで。
要は、「ホトケノザ」では春の七草と勘違いしやすいってことで別名を考案。茎から出ている葉が3階建のように見えるところから「サンガイグサ」にしたらしいのですが。個人的にはちょっと無粋過ぎる気がするので、ホトケノザでいいんじゃないかって思います。
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