というわけでネジバナが七分咲きというところの画像です。小さいながらも可愛くて綺麗な花です。
1999年6月20日に撮影。さらに花の数は増えました。小さい花をまじかで見ると、蘭の仲間やなあというのを実感できるかと思います。
花茎がねじれて花を咲かせるので捩花。朝顔とか豆の類いのツルになる植物は、モノに巻きつく時左巻きか右巻きかってのがだいたい決まっているようですけど、ネジバナの花茎がねじれる向きというのは特に決まってないようです。密生して育っている中でも右巻きや左巻きが混在しているうえ、途中から巻き方が逆になるものもあるとかで。画像には下のほうで少しねじれている他はずっと一直線に並んで咲いているネジバナがかすかに写っています。なんなんでしょう、いったい。
ちなみに2枚の写真は右巻きに花が付いてます。上から見て時計方向に巻く、もしくは横から見て右から左上の方へ巻くのが右巻き、逆が左巻きです。朝顔やヒルガオの茎は左巻きです。
ネジバナは蘭の仲間の植物で、芝生などに生えているのを見つけることがあります。一旦あの独特な花の付き方等を覚えると、他のところに咲いてても発見しやすいと思います。兵庫県神戸市のJR垂水駅から歩いて10〜15分ほどのところにある「五色塚古墳」はよく整備されていて拭き石や芝生が貼られていたりしますが、この芝生のところにネジバナが結構多く見られます。近くの方は5月〜6月くらいに行ってみるのもいいかと思います。
私が植えているこのネジバナは静岡県の藤枝市と焼津市の境にある、大手電器店の芝生で見つけたものです。店員に許可を貰って採取しました。「採っていいですか」と聞いた時の、何変なこと言ってるだかといった感じで見下すように「いいよ」と言った時の店員(というか営業だな)の面は一生忘れられません。
その店の近くの、地面がむき出しになってて草が生えているようなところでも数株発見しました。採取するときは、根がかなり太いので注意します。根の周りの土についてるバクテリアが成長にかかせない役割を果たすとなんかの本で読んだ記憶があるのですが、どっちにしても周りの土はついたまま持ち帰って移植したほうがその後の成長にはいいと思います。
1999年6月4日に撮影。これから伸びて花が咲きます。花が咲く前の姿の写真を見たことがないので、自分で納めておきました。面白みがないかもしれませんが、とりあえずそんなところで。
1999年6月10日に撮影。茎が伸びているのが判ると思います。
水は時々やります。やりすぎに注意! 本当は日当たりのいいところに置く方がいいんですが(だから半日陰に育つユキノシタと一緒のプランターで育てるのはおかしいかもしれない)、今住んでいるところにはそういう場所がないので。