すいません、「カエデ」と言いつつ、載せてある画像は「カエデの実の部分」のみです。このとき紅葉してた樹もあったんですけど、画像がイマイチなので載せてません。
ところでこの実ですが、羽のようなものがついてますね。実が落ちる時、プロペラのようにくるくる回りながら落ちる……、んだったかな? その時結構移動するので、カエデの繁殖する範囲が広がっていく……、と聞いた気がします。くるくる回りながら落ちるところを見てみたいッすね♪
カエデの仲間のサトウカエデの樹液はメイプルシロップの原料になります。独特の甘さがあって、ホットケーキとかにかけたりしますな。結構好きだったりします。この樹の葉っぱがカナダの国章になってます。
「もみじ」というのは紅葉する葉全般の事を言う時もあるし、かえでの事を言う時もあります。この画像の樹に対してもみじと言ってもかえでと言ってもどっちでもOKだと思います。研究者の方はどっちか統一してるのかな? 「もみじ」っていうとどっちかというと葉の事を指している事が多い…… ような気がしないでもないですね。
ちなみに「かえで」は「蛙手」からきたそうです。確かにカエルの手と似ているといえば似ているかも。「もみじ」の語源は判りませんでした。
昔の図鑑では「タカオカエデ」が和名になってますが、最近の図鑑では「イロハカエデ」「イロハモミジ」が和名で、タカオカエデは別名として書かれている事が多いようです。この場合の「イロハ」は「いろはにほへと」の伊呂波で、葉っぱが普通7つに分かれてて「いろはにほへと」と数えられるというのでこの名前がついたそうです。誰がこういう理由でつけたんでしょう? こういうところに「いろはにほへと」を持ち出してくるって感覚が凄いのかなんなのかよく判りません。
2000年7月13日補足。「野草大百科」(監修:山田卓三/発行:北隆館/平成4年6月15日初版発行)中のコラム「カエデのなかま」によると以下のように書かれていました。
lf-x1@coomaru.comモミジは本来は秋に葉が赤く紅葉するものや黄色く黄葉するものをさし、特定の植物名をさしたものではない