1999年4月14日、自宅プランターにて撮影してます。1999年4月初めに休耕地の田んぼから引っこ抜いてきた奴です。
レンゲが満開の田んぼってとても綺麗だと思うんですがいかがでしょう? スズメノテッポウがわさわさ生えまくっている中にとびとびにレンゲが咲いている光景ってのも大好きなんです。
ところで「レンゲ」って「ゲンゲ」とも言うんですか…… というか元は「ゲンゲ」? この辺よく知らないのでまた思い出したら調べてみます。
マメ科(だったと思うんですけど)の花らしい形ですが、これが円を描くように集まって「レンゲの花」を構成している様子は…… 造形美ってのを強く感じます。
1999年6月5日に撮影。レンゲの実というか鞘の部分です。真っ黒です。遊んでいるのではありません←余計なこと書かない
2000年3月30日に撮影。田んぼで撮ったレンゲです。プランターで咲いているものよりも大きく、美しい花になってます。
先程のレンゲを上から見たところです。ピントがボケてます。すいません。
新幹線の脇にある田んぼです。普通なら刈り取った後の稲の株が見えているはずですが、マメ科の植物で覆い尽くされてます。
レンゲ等マメ科の植物は(全部が全部かどうかは知らないんですが)地中の根粒菌なんてのと共生してるそうです。これは空気中の窒素を固定する役割を果たしてます。窒素は植物が育つのに必要な元素なので、レンゲが春の田んぼで育つことにより、田んぼに窒素(要は肥料)が増えることになります。でもって田植えの前にレンゲは哀れ土の中に鋤かれてしまいます。でも種は生き残り、夏、秋、冬を越し、再び春に花を咲かせます。稲作のサイクルにあった植物なんですね。
ちなみに人間が空気中の窒素を肥料に役立てられるようになったのは…… 19世紀末か20世紀初めかちょっと判らんのですが、ドイツ帝国のフリッツ・ハーバー(1868〜1934)が開発したハーバー法が最初、かな? ちょっと自信ないですが。
ちなみに「ハーバー法」とは、空気中の窒素をアンモニアにする方法だそうです。肥料や爆発物を作るのに利用とのこと。フリッツ・ハーバーは毒ガスの開発、製造の中心人物として活躍し、第1次世界大戦中にロシア軍やカナダ軍に対して毒ガス攻撃を実施しています。
後にナチスによるユダヤ人迫害がはじまり、多くのユダヤ人科学者が国外へ逃亡しますが、英国の科学者アーネスト・ラザフォード達の働きかけで多くの学者が英国にたどりつく事ができたそうです。フリッツ・ハーバーも英国に逃げることができましたが、逃げてきた科学者と握手を交わしたラザフォードは、ハーバーとは握手をしなかったという話が残されています。