学名は保育社『原色日本帰化植物図鑑』(平成元年6月1日8刷発行)より
2002年5月30日追加。帰化植物図鑑をパラパラとめくってたら、見覚えのある線画がありました。ということでやっとこの植物について判った次第です。果実が細長いことで、ヒナゲシと区別できます。地中海沿岸から中欧にかけての原産だそうで。
明石市のとある地域には、道沿いにポピーをやたらと見かけます。東京の(神奈川?)黒川、静岡の藤枝ではスミレを多く見かけましたが。この辺にも地域差なんてのがあるみたいで。
実というか、鞘というのか、少し黄色みがかかった上の円盤状のところを外すと、中には直径1mmくらいの小さな黒っぽい種がぎっしり詰まってました。カメラの電池がなくなってしまったので画像に納められませんでしたが。
横にくっついているのはてんとう虫のさなぎです。ケツにあたる部分でくっついてます。これもつつくとピクピク反応する奴もいますね。
2000年5月5日に撮影。最初の画像(花が散ってしまった後)だけでは何というかアレですので、花の画像も公開しておきます。これは海沿いの散歩道の脇に生えていたものです。風の強い日には潮をかぶると思うんですが、元気に育っているようです。
花びらはかなり薄いですね。画像からはあまりそういう風には見えませんが。この花は赤みが強いですが、もっと薄い感じのもあります。
多くは画像のように群れて育ってますが、中には単独でぽつんと生えているのもいます。
実の上の蓋のような部分を外してみたところ、1mm程度の文字どおり「ケシ粒」のような小さな種が大量に出てきました。
こんな小さな種の中に栄養分や芽になる部分があり、やがて大きく育って花を咲かせるというのはなんとも不思議なもんやなぁと思います。
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