学名は日本水草図鑑 文一総合出版(1996年4月20日 第2刷発行)より
日本全国に生息している植物です。とはいえ私は今まで自生しているところを見たことがなかったのでした。大手のアクアリウムショップ、水草の専門店にあるかもしれません。扱っているのはたぶん東南アジアのものだろうと思いますが。
水田では小型になるようですね。溜め池では大きくなり、日本水草図鑑によると同種とは思えないほど
だそうです。もしかしたら見逃してるだけなのかなぁ……。
例によって例の如く、農薬等で減少してるそうです。だから自然の状態では見られないだろうと思ってました。
2002年8月15日早朝、大賀ハスを撮影しに兵庫県社町平池公園に行きました。大賀ハスを撮影中、ふと足元を見ると……、水の中に丸っこくて大きな葉が。図鑑や水草が特集されてる熱帯魚雑誌の写真でよくみたその姿が足元の水の中に!
もしかしたら別の草かもと思いましたが、葉の様子からたぶんミズオオバコで間違いないと思います。ちなみにここは自然観察公園であり、採取などはできないはずです。とるのは写真だけにしましょう。盗掘についてはダメって言ってるところから個人がちょこちょこと採っていくのも問題ですけど、業者の類いがごそっと根こそぎ広範囲に採っていくのも恐かったりします。
上の画像は、なんか茶色くてきちゃない葉っぱが写っているだけですけど、実物を見ると結構大きくて存在感があり、きちゃないというより凄いという感じがしました。
別の場所で撮影。さきほどのよりはもうちょっと緑っぽいです。柔らかそうな葉です。
つぼみっぽいのが水面から顔を出してました。画像は薄い桃色の感じですが、実際は薄い青だったような気がします。もしかして同じ場所に居る別の植物の花だったりして……。右下にはタヌキモ(ノタヌキモ?)が写ってます。タヌキモの類いも多く育ってました。個人的に天国だと思った池です。
地味だけど可憐な花です。薄い青紫色です。
池の上を走っている通路から撮った画像。これでもかという風に群生してます。池底を覆いつくしているかのようでした。
この池は作ったんでしょうか、それとも元々池としてあったものなんでしょうか。どちらにしろ、社町の池っていろんな植物がいるなぁと感動した1日でした。
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