アマモ

情報

アマモ画像No.1

和名
リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ
学名
Zostera marina
撮影年月日
1999年5月17日
撮影場所
兵庫県明石市内の浜
和名その2
アマモ

怪説

最初の写真について

明石海峡と淡路島が目の前に広がる明石のとある浜です。

すぐ近くには兵庫県下で一番水質汚濁が進んでいるらしい(日本でも4番目らしい)谷八木川の河口付近の砂浜に広がる海です。この辺は栄養があるのか海藻が異常に多く、アナアオサやワカメの類いがうじゃうじゃいます(この画像ではそのあたりは判らないと思います)。

そんな中、少し前から気になってたところに偏光フィルターを使ってデジカメで画像を撮ってみました。太陽の反射光の大部分が消えたそこにはアマモ(と思いますが)の森が写っていました。波打ち際からわずか数歩程度のところです。

魚影も多く見られ、砂地には多くの小さな小さなヤドカリたちが走り回っています。たぶんこのアマモの森の中にはいろんな生き物がいるんでしょう。そのうち中に入る予定。といいつつ未だに入ってませんが。

雑談その1

ところでこのアマモってのはワカメや昆布等の海藻ではなく、植物なんだそうで。海藻が胞子で増えるのに対し、アマモ等は花を咲かせ実がなるんだそうです。陸に上がった種子植物がまた海に戻ったとか……。そのため海藻(かいそう)ではなく「海草(うみくさ)」と書きます。発音は音読みにすると海藻と区別が付かないので「うみくさ」と呼ぶそうです。

正式な和名は「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ」、植物の和名で一番長いやつですね。漢字にすると竜宮の乙姫の元結の…… きりはずし、って何でしょう?? 元結とくるから日本髪かなんかの用語?? アマモに似ている何か、なんでしょうかね〜?? と、適当なことを書いておしまい。

雑談その2

1999年7月の終わり、波打ち際に大量のアマモが打ち上げられてたので、表面になにかくっついてないかなと葉を何枚か調べてたところ、急に右手人差し指のつけ根に微小な針が大量に刺さったかのような痛みが走りました。これはもしかして〜と思い、葉を裏返してみると、シロガヤがくっついてました。

シロガヤってのは一見細く小さな植物のような感じ、というか隙間の多い鳥の羽といった感じに見える生き物なんですけど、クラゲと同じく刺胞動物門ということで、人でも刺します。特に赤く腫れてるでもないけどひりひりしてきます。こすったりすると余計ひどくなるので、海水でジャボジャボ洗い、そのままほおっておきました。そのうち痛みもとれ、全く気にならなくなりました。アマモを触る時は気をつけましょう♪

lf-x1@coomaru.com
公開:1999年??月??日
更新:1999年??月??日
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