学名は学研生物図鑑 昆虫Ⅲ(1996年2月29日 第4刷発行)より
自宅で捕まえたハサミムシです。全体の形や前羽の痕跡みたいなものが残ってたりすることからコバネハサミムシだろうと思います。キアシハサミムシという和名もあるそうで。
食虫植物に興味を持つ人の多くは、普通は昆虫などの餌になるはずの植物が捕虫器官なんてものを持っているということへの驚きとか、捕虫器官そのものの造型の見事さ、美しさなどに興味を持っているんではないかなと思ってます。でもってこのハサミムシも、他の昆虫にあまり見ないハサミなんてのを持っているのが非常に面白かったりします。この虫を好きな人も多いんじゃないかなあと思うんですがどうなんでしょうか。どうでもいいか。
捕まえた個体は写真画像のとおり体長15mm程度。ハサミムシをシャーレの中にいれ、定規の上に乗せて撮影してます。
頭と胸の近接画像。羽のようなものがあるのがわかると思いますが。
ケツにあるハサミ。格好だけじゃなく実際に動きます。カニのハサミのように凸凹しているので実際に敵などをはさみ込めそうな感じです。身を護るための役に立っているんだろうか?
一体何がどうなるとこんなハサミがケツにできるのか、進化というのは不思議なもんです。
シャーレの縁と指も写してます。だいたいの大きさの感じが判るかなというところ。結構小さいです。種類によってはこの倍くらいの大きさのハサミムシもいますね。
ハサミムシというとたいがいは草地の石の下とかでよく見るんですけど、今回発見したのはなすびの中。黒く穴が開いてる箇所があったけど気にせず包丁で切ってたら、断面を見ると奥の方まで穴があいてて中に何かいる感じ。芋虫かなと思ってよくみたら黒い体と見覚えのあるハサミ。
なすびの中でハサミムシを見つけたのは初めてでした。ビスタチオの中で芋虫が繭を作ってたりなど、芋虫なら野菜にくっついてたり中に入ってたりするのが何度かあったんですが。
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