学名は山渓フィールドブックス10 きのこ(1994年9月20日 初版第1刷発行)より
梅雨の中休みの日、明石公園にヤマモモを採りに行ったんですが、熟した実は全部下に落ちており、木には今だ熟していない実ばかり。ということで予定を変更し、キノコの写真を撮りに行くことに。
でもって以前キクラゲやトガリアミガサダケを見つけることができた場所へ移動。小さなモノがいろいろと生えていていくつか撮影した後、帰りまぎわにふと横を見ると白いキノコが切り株からうじゃうじゃと生えていました。思わず「うおっ」と声が出ました。
なんとなくヒトヨタケだろうと思うんですが、もしかしたら違う奴かもしれません。ちなみにこの画像を撮影したのは11:30前後です。
指との比較。まだ開いていない感じの傘の高さはだいたい5cmってところです。柄も含めると、10cmは越えますね。一番背の高かった奴は20cm越えてました。
傘の近接画像。切り株の割れ目から生えてましたが、切り株の屑らしきものがくっついてます。
かなり明るく写ってますが、実際にはもっと暗く、木漏れ日がキノコを照らしていました。ムーミン谷のニョロニョロの親戚か何かがコンサートを開いているかのようでした。
このキノコがヒトヨタケかどうかはあまり自信が無いんですが、ヒトヨタケ自体はとりあえず食用です。ただアルコールと相性が悪く、酒を飲んだ後でこのキノコを食べたり、このキノコを食べた後で酒を飲んだりすると二日酔いのような中毒症状をおこすというのは有名な話ですね。講談社ブルーバックス『毒物雑学事典』によると、ヒトヨタケなどの毒成分コプリンが、アルコールから生ずる毒物アセトアルデヒドを分解除去する酵素を阻害するからである
と書かれてます。それで二日酔いの症状が出るんですね。
食欲をそそるような容姿じゃないように思うんですが、結構美味という話もあります。
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