学名は日本水草図鑑 文一総合出版(1996年4月20日 第2刷発行)より
日本全国に生息している植物です。田んぼや池、用水路などの水面を覆いつくしている姿を見た人も多いと思います。
上からみると楕円形の葉っぱしか目につきませんが、あれは葉ではないそうです。『日本水草図鑑』では、茎と葉が変形したと考えられる葉状体と根からなる浮遊植物
と書かれてます。
似たようなのにアオウキクサと言うのがいますが、見分け方は簡単。裏返して、葉状体1枚から根が1本しか生えてなければアオウキクサ属、いっぱい生えてればウキクサ属のようです。
拡大画像です。葉脈みたいなのはなさそうですね。2枚の大きな葉状体の下から小さな葉状体(娘葉状体というらしい)が出てます。これがそのうち分離して増えることになるんでしょうか。
大きさは約7mmくらい。けっこう大きな感じです。
ひっくり返してみたところ。葉状体の裏側は赤紫色をしてますね。根が10本以上生えているようです。ウキクサはだいたい5本以上は生えているそうです。
2002年8月11日撮影。兵庫県明石市の溜め池「尻池」の南側にある用水路での画像です。画像の下のまん中あたりに黄緑色の部分がありますが、これがウキクサたちです。
田んぼや池の他、用水路にもいます。たぶん田んぼや池から流れ出たものだと思いますが。
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