縮小してないパノラマ画像……、まだ撮ってませんでした。
兵庫県明石市大久保町西島の江井島中学校の周りには、東西と北に5つの溜め池があります。さらにそのすぐ外側にも池があります。
その池の一つが皿池です。近くにある大池と新池はオニバスの群生地になっていますが、この皿池はオニバスが生えるものの数は非常に少ないです。代わりにハスの群生地になっています。まわりにもハスの群生地になっている池がありますが、それらの池で咲くハスの花は紅色なのに対し。皿池のは白色の花を咲かせています。ちなみにオニバスは2000年夏に確認したところ１株しか見られませんでした。他には魚のライギョ等がいます。
ちなみに「皿池」という名前はかなり多いです。ここから北西1km、北1km、東2km離れたところにそれぞれ「皿池」という名の池があります。
2000年9月13日撮影。北東方向を見ています。ハスの葉が多いです。奥にみえるのは江井島中学校。この右側に国道250号線（明姫幹線）と新幹線が通っています。
唯一確認できたオニバス。すぐとなりの新池は群生地になってますが、ここでは少ないです。1999年には池の北東側で数株確認できましたが、2000年は東側でこの１株だけでした。まだ他にも生えているだろうとは思っていますが。
画像上と左にヒシ、池の底にカナダモの仲間が生えているのが判ると思います。カナダモもコカナダモとかいろいろ種類がありますが、私は勉強不足で区別がつかないのでした。もしかするとクロモかもしれません。
右が皿池で左が新池です。まん中の道で仕切られていますが、本来は一つの池だったのを２つにしたのか、それとも池を造ったときから２つにしていたのか？
1973年10月時の様子を描いた地図が出てきたので見てみましたが、本来は一つの池「皿池」だったようです。池の西側が埋め立てられて江井島中学校になり、更に残った池が東西に分割されたようです。また、国道250号線（明姫幹線）によっても池の北側を少し埋め立てられているように見えました。同じ池だったのに片側はハスが多く生えてオニバスは非常に少なく、もう片側にはオニバスが多く生えてハスはないというこの違い。ハスは人為的に植えられたのか、池の構造に違いが出てきたのか……？
国土情報ウェブマッピングシステム（試作版）で調べることができました。1975年（昭和50年）1月31日という日付がある空中写真画像が公開されています。画像の右下から左上へ新幹線の線路が写り、一番下のまん中やや左に江井島小学校が写ってます。明姫幹線はまだありません。画像の中心から左側に、明姫幹線等で分割される前の池が写っています。
2004年12月9日訂正。それまでは皿池と隣の新池が元々一つだったようだと書いてましたが訂正します。1973年10月時の明石市全図、国土情報ウェブマッピングシステム（試作版）の国土画像観覧システムによる昭和49年度の空中写真（昭和50年【1975年】1月31日の日付あり）、及び昭和60年度の空中写真を見比べましたが、新池は元々田畑（たぶん田んぼ）だったようです。昭和49年度の空中写真を見ると判りますが、現在の新池の輪郭にそって道があるのがわかります。もしかしてここを掘り下げた時の土で皿池の西側を埋めたのかな？
さらに訂正というか追加。元々田畑だったというより、田畑になる時期もあったとかんがえた方がいいかも。
「ハスの花とるな」の立て看板。まわりの池では紅色の花が咲くのに、ここでは白い花が咲きます。
まだ綺麗な看板ですね。１年後に見たときはぼろぼろになってたような気が。
1999年6月5日撮影。初夏の皿池の様子です。奥にみえるのが江井島中学校。まだハスの姿は見えません。
2000年1月1日撮影。大池と同様、ここも水が抜かれています。底がでこぼこしているのは、蓮根を掘りとった跡なんでしょうか？？
蓮根を掘りとったような跡は2001年の冬にも見られました。ここは毎年水を落としてるのかな？
