学名は、北隆館『新日本動物圖鑑〔中〕(昭和63年5月10日9版発行)』より
2004年11月6日、写真画像を大部分入れ換えました。元の画像もサーバに残してあります。元の画像のは石だらけの海岸に突き出ている排水溝みたいなところで撮影したもので、全長4cmくらいでした。今回のは明石市の海岸沿いをはしるサイクリングロードで見つけたもので、全長は5cmくらいあったように思います。サイクリングロードの外側(川、海側)は1m程度の高さの堤防みたいになってますが、そこにいました。
土壌にいるワラジムシを巨大にして恐ろしくすばしこっくさせるとこんな感じになりますね。
海岸ではお馴染みの生物。漁港と砂浜と磯があるようなところではよく見かけると思います。静岡ではあまり見ませんでした。明石ではよく見るな……。外海と内海の違いかな……。見過ごしてただけかも。他にも理由がありそうですけど。
漫画『ヨコハマ買いだし紀行』のマッキは、こいつらを片っ端に捕まえて袋につめ、海にぶちまけるという、非常に面白そうな遊びをやってましたね。
ところでフナムシは陸上でのみ生活をしてます。水中では生活できないそうです。つまり、海にぶち込むと泳げる奴はいいんですが溺れる奴もいるそうです。試したことはないのでよく判りませんが、試そうにもなかなか捕まえられないです。
このページにある画像は全て、より大きい1280*1024pixelの画像にリンクしています。ファイルサイズはかなり大きいので注意してください。
最初のフナムシを撮影した後、下を見ると、枯れ葉などが少し溜まっているところに別のフナムシがいました。最初のより斑紋が黄色っぽい感じです。動作が鈍そうなので捕まえて接写してみようと思いました。
うまく捕まえたと思った瞬間、腹がパックリと割れ、中から小さな何かがわらわらと出てきて手の上を這いずり回りました。
あわててデジカメで撮影しましたが、それはほとんど下に落ちてしまったあとで、たまたま1匹だけ写すことができました。フナムシの子供だったんですね。
フナムシの頭部を横から見たところです。斑紋はただの模様かと思いましたが、若干盛りあがっているようです。雰囲気ではかなり年くってる個体のように思いました。
フナムシの頭部を上から見たところです。これだと大きなダンゴムシって感じです。
フナムシの頭部を正面やや上から見たところです。そら豆みたいな眼です。眼の下から触角が伸びてます。悪役ずらです。
フナムシの頭部を正面斜め横から見たところです。眼の下に触角があるせいか、間延びしてみえます。
フナムシの頭部を正面から見たところですしつこい? なんだかゴキブリみたいなツラ。
脚です。透明感があります。表面の造形がなんかかっこいいです。
足を踏み入れてフナムシが去った後、それまでフナムシが一番たかっていた石にデジカメを向け、そのまま石のように静止。しばらくすると前後左右180度どころか脚の下からもガサガサガサという音が聞こえてきます。靴をよじ登ってGパンの中に入り込まられたらパニくるかもなぁと思いました……。かじられたらタマらんし。
lf-x1@coomaru.com