ヘビイチゴ

情報

ヘビイチゴ画像No.1

和名
ヘビイチゴ
学名
Duchesnea chrysantha Miq.
漢字名
蛇苺
撮影年月日
1999年6月17日
撮影場所
神戸市の雌岡山駐車場付近

怪説

最初の写真について

普通のイチゴより丸い感じで、表面にぽつぽつと粒のようなのが見えるやつ。 このヘビイチゴってやつ、田んぼのあぜ道とかでも見かけたりします。

子供のころは毒だと思ってたんですけど、実際には毒は無いそうですね。単に美味くないってだけで。

雑談

この写真画像を撮ったのは、神戸市にある雌岡山(めっこうさん)の頂上付近にある駐車場の近くです。神戸市というより明石市とその北の三木市の間にあるって感じの山で、明石市内の少し高いところから北の方角を見ると目立つのですぐわかります。少し東には雄岡山(おっこうさん)という山があり、播州平野の上に乗っかっています。高さは両者とも標高約250mってところですが、雌岡山の方が10m弱高いです。

読み方は雄岡山が「おっこさん(おっこうさん)」、雌岡山が「めっこさん(めっこうさん)」です。両者を繋げて短縮して読むと放送で言えなくなりますので注意。

雌岡山の頂上には神出(かんで)神社というのがあり、このすぐ近くまで車で登る事が出来ます。昔はガタガタ道で、自転車で勢いよく下ったらパンクしてえらい目にあった事がありますが、今は舗装されてました。

平野に並んで立つ、結構目立つ山なので、古くから信仰の対象にされてたようです。素盞嗚尊(スサノオノミコト)と奇稲田姫命(クシナダヒメノミコト)と大己貴命(オオナムチノミコト)を祭ってるそうで。

オオナムチノミコトが大穴牟遅の神と一緒なら、これは大国主の神ってことになりますね。古事記によると次のようになるようです。

雌岡山、雄岡山の付近ではスサノオノミコトとクシナダヒメがこの地でオオナムチノミコトを産んだとされていて、そのため地名も神出となっているとか。

神社そのものは平城天皇の頃、大同4年9月9日勧請(かんじょう:仏さんを我々の目の前に移し迎えてお祭りする)したそうです。うちの漢字辞典では勧請って仏教用語になってたな…… 神社で仏さんを云々ってのはおかしいわな…… とりあえず気にしないってことで

大同4年は西暦で言うと807年。桓武天皇が平安京に遷都して次の天皇が平城天皇。ということで平安時代初期ですね。前年には唐に20年留学予定だった空海が滞在期間2年で帰国してます。

写真その2

金剛池金剛池より雄岡山を望む。ヘビイチゴの話より歴史の話の方が長くなりましたがその辺はまあそれということで。

大間違い書いてるおそれが多分にありますので、おかしいところに気づいたらこっそり連絡ください。

lf-x1@coomaru.com
公開:1999年??月??日
更新:1999年??月??日
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