カエルツボカビ症日本上陸

はじめに

2006年年末、関東地方にて飼われていた&売られていた中南米産のカエルで、カエルツボカビ症が確認されました。

この手の話は、私のような正確な知識を持たない者が大袈裟に煽る事は控える必要があると思います。とはいえ看過もできませんので、詳しい説明などがあるサイトへのリンクをまとめたページを作った次第です。

リンク

ニュース

新聞社のサイトでは、古い記事は削除されることが多いようです。閲覧する時期によっては記事がなくなっているかもしれません。

世界中の、そして日本のカエルが危ない! ツボカビ症
財団法人東京動物園協会の東京ズーネットによる、2006年12月1日のニュース。この時点ではまだ日本への侵入も懸念されていますという段階でした。
両生類絶滅させるカエル・ツボカビ症、国内で初確認
asahi.comによる2007年1月12日のニュース。診断テストの図解があります。
日本の両生類に危機 カエルツボカビ症が国内で初確認
WWFジャパンによる2007年1月12日の記事。
沖縄、ツボカビに厳戒 ペット店のカエルから検出
神戸新聞Web Newsによる2007年3月31日のニュース。2007年1月から2月にかけて沖縄県で購入したカエルで陽性反応が確認されたとのこと。

解説を行っているページ

以下の4ヶ所はWWFジャパンのもの。

カエルツボカビ症について
1月12日の記事へのリンクや、以下の3ページへのリンクもあり、WWFジャパンのカエルツボカビ症関連の中心になっているページだと思います。
カエルツボカビ症侵入緊急事態宣言
個人の飼育者、輸入及び販売業者等への注意事項があります。
ツボカビに関するQ & A
一般人むけのQ&A。今回の件が、何が問題なのかと言ったことや、感染の判断、消毒方などが書かれています。
ツボカビ症に関する解説書
Q&Aのページよりも専門的なことが書かれています。Q&Aのページを読んだ後、こちらにも目を通しておいたほうがいいかと思います。

今回の件に言及している他のサイト。

社団法人日本獣医学会
トップページから、解説とQ&Aのpdf文書へリンクされています。
麻布大学:カエルのツボカビ症の感染
麻布大学のページ。ツボカビの野外への拡散絶対阻止として簡潔な文がありますので読んでおくといいかも。ここにも解説とQ&Aのpdf文書が公開されてます。
カエルのツボカビ感染症について
日本獣医病理学会/日本獣医病理学専門家協会のページ。ここでは解説とQ&AのWord文書が公開されてます。なんでWord文書……?

雑文

仮に飼育してたカエル等が感染してた場合の水槽の水の処理ですが、そのまま流すのはまずいので、煮沸や消毒をする必要があるみたいですね。とはいえ水の量を考えると煮沸というのは難しそうですが。

WWFジャパンのQ&Aには飼育水は流して捨てる前に、次亜塩素酸Naで消毒してください。とあります。台所に行って手持ちの塩素系台所用漂白剤「カネヨ キッチンブリーチ」の成分を見たら、次亜塩素酸ナトリウムでした(他に界面活性剤など)。この手の代表的な製品に花王のキッチンハイターがありますが、これも同じ成分なのかな? これだと水槽の消毒にも使えますね。次亜塩素酸ナトリウム200mg/Lで15分間浸漬とありますが、市販の塩素系漂白剤の濃度はどの程度なんでしょう。漂白剤をドバドバ入れて一晩放置しとけば安心かな。

漂白剤を入れた水を流す際にはハイポで中和しておいた方がいいかもしれません。塩素系漂白剤は要注意というページの最後に、中和に必要な量などがあるので参考になるかと思います。

2003年ごろの話になりますが、淡水魚の鯉がかかるコイヘルペスウイルス病が話題になったことがあります。致死率が高く、霞ヶ浦などで大漁のコイが死に、琵琶湖水域でも発生しました。現在はあまり聞くことはなく(知らないのは私だけかも)、2006年に行われた農林水産省の第9回コイヘルペスウイルス病に関する技術検討会の概要についてを読んでも、絶滅したというわけでないけど発生件数などは減っていることがわかります。

現時点で一番大事なのは拡散の阻止、というところでしょうか。輸入したけど大量に死んでしまったので適当なところに捨てたら広まってしまった、なんてことが起こらないことを祈る次第です。仮に広まってしまったとしても、減少し、落ち着くことを祈る次第です……。また、対抗手段の開発なども期待しております。

今後のことを考えると、ペットとしての動物の輸入を禁止するのが一番ではないかと思うのですが、金が絡んでくる話ですし、非常に難しいのかもしれません。

書くの忘れてたのでその日のうちに追記。この手の話の場合、ある意図の下に事実を選んで公開というのがあったりします。新聞社やテレビ局はいうに及ばず。嘘じゃないけど特定の事実のみを選択して公開することで、特定の方向へ意見を誘導しようってやつです。もちろんWWFジャパンや日本獣医学会が信用できないとはいいませんが(というか私自身やってるかもしれない)、全面的に信用できるかというと別の話になってしまうのも仕方のないところではと思うのです。

今回の話がそうであるのかないのかは私にはわかりませんが、特に大したことなく収束するのならそれに越したことはないはずです。問題は今回の話が特定の事実じゃなくおおまか、あるいは全て事実だった場合。そのことも考えてこのページを作ってみました。発病した個体が日本で発見されたのは事実。最悪のことを考えて、とることができる手段を整理し理解しておくのは必要だと思います。

mailto:lifeform@coomaru.com
公開:2007年1月13日
更新:2007年4月2日
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